totoカップその後・・・
国立競技場(01.02.02)
参加者 村野
サポーター 津波さん

 totoカップの余韻がまだ冷め切らない1月下旬、自宅に1通の招待状が舞い込んだ。
 「totoスペシャルマッチのご案内」だ。totoカップの決勝の日に、特別会員を集めた混成チームで、エキシビジョンマッチを戦うというもので、もちろん国立競技場でプレーできる!!昨年10月totoカップに出場申し込みをする際、第2希望として個人参加を申し込んでいた。まさか、第1、第2希望が両方とも当選するとは思わなかった。

 本当はこの機会をtotoカップメンバーに名を連ねながら、出場できなかった俊輔さんに権利を譲るつもりだった。だが、俊輔さんは当日、運転免許の仮免の試験のため、出場できない。結局、私が出場することにした。

 冷え込んだ朝10時。たった1人で国立に向かう。参加するのは自分だけなので、蹴鞠のみんなにも申し訳ないと思って連絡していなかったが、妙に心細くなったので津波さんに連絡した。すると、なんと!!ちょうど同じ時間にお隣、代々木体育館に来るというではないか。彼にスペシャルマッチのキックオフの時間が12時であることを告げた。
国立競技場のロッカールーム
  千駄ヶ谷門で受付を済ませ、ユニフォームを支給される。スペシャルマッチには計44人が参加。私の所属は長谷川健太氏が監督の「チームtoto」だ。背番号は3。ポジションはディフェンダーだ。ロッカールームは広くて機能的だ。シャワーも充実している。ちなみに対戦相手、「チームGOAL」の監督は解説者の中西哲夫氏(元グランパス、フロンターレ)だ。
 
 着替えを済ませ、陸上トラックへ。ミズノ所属の陸上選手2人による「サッカーのための速く走る走り方」教室を約1時間。ちょうどいいウオーミングアップになった。
 ロッカーに戻ると我がチームの監督、長谷川健太氏がホワイトボードに細かく書き込みながら待ち受けていた。
 ミーティングでは一人一人に希望のポジションを聞きながら作戦を立てる。これが緻密なのだが、分かりやすい。私は左サイドバックを希望、スタメンに入った。長谷川氏がホワイトボードに書いた、動きを頭の中で確認しながら、いざピッチに向かう。
 ワールドカップの時と同じFIFAアンセムの音楽とともに選手入場。スタンドはガラガラだが、本物の国立競技場の芝生の上にいると思うとゾクゾクしてきた。一列に並んでメインスタンドをみると、ちゃんと津波さんの姿も確認できた。「結構、見えるもんだな」と思った。

 30分ハーフということで、正直タカをくくっていた。4バックを組む仲間、右サイドはなんと現役のLリーガー。負けじと試合開始から飛ばしまくって左サイドを前線から最終ラインまで走り回った。すると5分ほどで電池切れ。電光掲示板をみるとまだ残り25分もある。「ひえー」。
選手入場口
 それからも何度となく走らされ、ほとんど死にそうに。相手のシュートを顔面に受け、口の中は切る。さらにしばらくして相手のセンタリングを体で防いだのはいいが、ボールを股間に受けてしまう。悶絶!!だが、交代させられるのは嫌なので、根性で走り回った。そのうちに味方のFWが個人技で1点を決め、先制した。

 20分過ぎからはプレーが切れるたび、電光掲示板をみる状態だった。長谷川監督から「攻め上がるときはあがっていいよ」と言われていたが、左のハーフを追い越してオーバーラップをかけたのはたった1回。本当に体力不足を痛感した。まだまだ鍛えなければ。

 夢のような時間はあっという間に終わった。試合は後半もtotoチームが2点を追加、3-0と圧勝で終わった。長谷川監督も昨年のtotoカップで1勝もできなかっただけにうれしそうだった。
 スペシャルマッチ後、いよいよ東西の王者による決勝戦だ。メインスタンドから戦況を見守る。本当は蹴鞠FCで出場したかった。
 結果は東京代表のFCVENGAの圧勝。2-0だったが、もっと点差が離れていてもおかしくない試合だった。
 
 国立のピッチを体験できたし、監督の的確な指導といい貴重な体験になった。今後の蹴鞠での活動にフィードバックしていき、来年はメンバー全員でこのピッチの上に立ちたい。
長谷川監督と
チームtoto対チームGOAL 3-0
決勝戦
FCVENGA 対 FCガマーズ 2-0

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