11人制サッカー
8月4日午前9時〜正午、 国立西が丘競技場サブグラウンド

 8時半すぎに到着すると日下、戸田、やっさ、平田悠、津波がすでに着替えをしたりコンビニで買った餌を食べていた。5人は西が丘競技場から徒歩10分のやっさ邸に前夜から泊り込みで気合が入っていた。ただ平田悠、津波両氏は前夜に所沢ドームであった渡辺美里のコンサート鑑賞に行った帰りに遅くまで飲んでお疲れ気味。悠ちんは応援に徹するとのことだった。キャプテンの村野氏は午後からの仕事が気になったのか姿を見せなかった。

 しばらくして関口しんくんが3段変則式原チャでさっそうと現れた。私たちのチームは日下っちの上司のチームと蹴鞠、もうひとつ別のチームの助っ人選手らの混成部隊。相手の詳細は不明だが20代の若手を主体としたチームだった。20分ハーフ2試合、15分ハーフ1試合をこなした。

 システムはトルシエジャパンと同じ3−5−2。蹴鞠にはGKを含め左サイドに5つのポジションが割り当てられ、第1試合はGK戸田、左DF堀江、左ボランチに日下、左ウイングに関口、左のトップにやっさが入った。開始直後は相手チームが右サイドを使った攻撃を仕掛けてきたが、まもなくやっさが中央から積極的にドリブルで切り込むなど押し気味に展開。5分を過ぎた頃に相手ゴール前での蹴り合いからこぼれた球を日下っちがペナルティエリア外から低い弾道でシュート!相手DFがはじいた球をやっさが押し込んで先制点を奪った。その後助っ人チームで司令塔に入っていた選手が2得点して大きくリード。相手は何度かサイドを使ってゴール前まで攻めてくるのだか、決定的なシュートがなく救われた。

 私がへばりかけてた頃に井上くんが来たので前半残り5分ぐらいのところで交代。これで安心と思っていたら、ドリブル突破を図ったやっさが相手MFと激突。「ブチブチって音がした」と左足首を捻挫して負傷退場する事態に。蹴鞠唯一の攻撃の要を失った。そうこうしているうちに戸田っちの頭上を越すループ気味のパスのようなシュートを立て続けに2本決められ、3−2で前半を折り返した。後半は左サイドバックに津波が入り、積極的に声を出していたが両チームとも無得点で試合終了。第1試合は蹴鞠参加チームが勝利した。悠ちんは事務所から氷をもらってきてやっさの足を冷却するなど看護し、女子マネぶりを発揮した。

 そのころ森山さんが到着。第2試合は左ウイングに入って出場し、年齢を感じさせない上がりを見せた。この試合は森山さんに交代して私が入った直後に1失点したものの、3、4点取って勝利した。

 第3試合は残り時間が少なくなっていたため15分ハーフとなった。第2試合に線審に入って役目を終えた津波はベンチ裏の日陰で昼寝。このころには蹴鞠の選手も体がほぐれ、前半には日下っちが右サイドに空いたスペースに走りこんだ井上くんにロングパス。10メートルほどドリブルしてゴールを決めた。特に後半は井上・日下のダブルボランチが機能。司令塔に入った日下っちの上司との連携で攻めのかたちができるようになってきた。戸田っちも危なげない守備で無失点に抑え、3試合とも蹴鞠参加チームの勝利という結果を残した。

 蹴鞠にとっての11人制は2月のtotoカップ以来。フィジカル面で課題が見られたものの、中盤以下に関してはみなある程度の手ごたえを感じたようだった。
 試合後は日下っちの上司から頂いた謝礼金1万円を元手に近くのすかいらーくで昼飯を食って解散となった。
(堀江 耕平)
得点
やっさ1
井上1(アシスト日下) 


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